テクノロジー活用で介護を革新
職員の時間短縮と、入居者の安全確保実現へ
社会福祉法人 清明会
特別養護老人ホーム むらかみの郷 様
- 導入の背景やきっかけを教えてください
- 転落や転倒のリスクが高い入居者に対して、定時訪室による事故防止を徹底していましたが、職員数には限りがあり、一人一人の介護量としては適切ではないと感じていました。そこで、入居者の自立行動を妨げずに事故の危険を防ぐツールを活用できないかと考えるようになりました。
- ミネベアミツミの見守りベッドセンサーシステムを採用した決め手は何でしたか?
- 担当者のフットワークが非常に良く、設置サポートや導入指導に足を運んでくれたことで、「当施設でも導入が可能ではないか」という気持ちになりました。対象の入居者が居室を移動したり退所したりしても再設置が容易なため、従来の離床センサーと比較して使い勝手が良いと感じました。また、ベッド上での状態やバイタル情報をモニタリングできることから、看取り期の入居者には最適の機器だと感じました。
- 導入後、変化や効果はありましたか?
- 導入前は転倒リスクの高い利用者に対して定時訪室を実施していましたが、その頻度を減らすことができました。導入後の状況はデータ化することが可能なので、今後はそれに基づいて事故対策委員会で分析を行い、適切な介護量の設定を行う予定です。
- 導入のご感想やご意見などありましたらお知らせください
- 機器のバージョンアップにより、施設で導入済みの記録システムへの自動転記などが可能になりましたが、職員の習熟度の問題から、まだ十分に活用できていない状況があるため、これは今後の課題としています。また、施設内のWi-Fiを利用してセンサーシステムを運用していますが、設置する居室によっては電波が弱く、通信が切断されることがあります。現在は、設置する居室にWi-Fi子機を増設して対応しています。
施設情報
社会福祉法人 清明会 特別養護老人ホーム むらかみの郷
- 住所〒276-0028 千葉県八千代市村上1113番36
- URLhttps://murakaminosato.jp/
※ 掲載内容は取材当時のものです